「祖父から古い時計をもらった。動かないけれど、修理はできますか?」
「お店で見かけたアンティークの懐中時計が気に入って購入。できることなら使えるようにしてほしい」
アンティーク時計など、製造年代を問わず古い機械式時計の修理を希望しているが、修理してもらえる店が知りたいと思われている方も多いでしょう。
アンティークの時計は、現代の時計とは異なるデザインも魅力の一つです。金銭的な価値に関わらず、お気に入りの時計であれば、修理して使ってみてはいかがでしょうか。
古い時計であっても、修理やメンテナンスを行うことで、これから先も長く使い続けることができるかもしれません。
オーバーホールとは、時計が正常に動くように、
時計の内部部品を分解、洗浄、組立、注油、調整、実測を行うもので、
分解掃除とも呼ばれています。
電池交換や精度調整のみでは修正できない不具合のある時計や、
購入から数年経過した時計に必要なメンテナンスです。
時計の内部には何種類もの潤滑油を使用しています。
潤滑油は時が経つと劣化していきます。油が乾燥、劣化すると部品同士が接触する箇所に磨耗が起こり、精度が不安定になります。
そのまま使い続けると、結果として時計内部の部品が傷み、
最後には止まって動かなくなります。
オーバーホールなどメンテナンスをしていない期間が長ければ長いほど、いざメンテナンスが必要になったときに、多数の部品を修理や交換をしなければならなくなり修理代がかさんだり、最悪の場合修理できない可能性もあります。
オーバーホールを定期的に行うことで、元の部品の傷みを早期に発見、修理をして少しでも長く使い続けることが出来るようになります。
当店の修理は、決して安くはありませんが、
大切な時計を丁寧に修理してみてはいかがでしょうか?